十文字中学・高等学校は探究学習に力を入れており、自己発信コースはその象徴となっています。今回は、生徒の探究マインドセットづくりに多大な影響を与えた、学生・社会人と生徒とのオンラインディスカッション授業についてご紹介します。
実施日時
2023年8月19日(土) 10:30 – 11:40
プログラム紹介
十文字中学・高等学校には、探究学習を軸においた自己発信コース(高校)があります。「総合的な探究の時間」を週4コマ×3年間設置しており、生徒は「マイテーマ」を存分に探究し、進路を切り拓いていきます。
本コースでは、昨年度、一般社団法人「DeruQui」と協働して、学生・社会人と生徒とのオンラインディスカッションを年6回行いました。Zoomを利用し、3~4名の生徒に「DeruQui」のファシリテーター1名とメンター1~2名がつき、テーマに沿って2時間程度、各自の気づきや考えをアウトプットし、相互にフィードバックを行うというものです。昨年度のテーマは「強み・弱みを知る」「自分の頭の中をあけてみる」「仕事の意味を考える」「チームと役割」「ミッション・ビジョン・バリュー」でした。
この実践を通じ、生徒は、心理的安全性が確保された状態でのディスカッションがいかにクリエイティブで刺激的なものかを実感し、意見を明確にすることや挑戦することの大切さを学びました。また、実社会で働く方々から直接お話を聞くことで視野も大きく広がり、非常に有意義な実践だったと感じています。
登壇者
- 横尾康治 様(十文字中学・高等学校校長)
- 中川郁夫 様(一般社団法人DeruQui 発起人・理事・大阪大学招聘准教授・株式会社ソシオラボ 代表取締役)
- 飯島奈海 様(十文字中学・高等学校自己発信コース主任)
- 三浦亮 様(十文字中学・高等学校自己発信コース担任)
- 内山穂南 様(OPTファウンダー・一般社団法人 DeruQuiメンター)
参加者へのメッセージ
このオンラインディスカッション授業を通して、生徒の精神的な成長を見ることができただけでなく、私たち教員にもたくさんの気づきがありました。そうしたことを共有させていただければと思います。