令和5年度からいよいよ部活動の地域移行に向けた「改革推進期間」が始まります。しかし、多くの課題が指摘されると共に、学校現場では「情報が降りてこない。」、「地域移行の動きが見えない。」といった声が聞こえます。そこで、部活動改革に先進的に取り組んできたつくば市立谷田部東中学校、茎崎中学校の事例と現在取り組み始めている江南市立布袋中学校の事例から、部活動の地域移行において学校は何をすべきかを考えます。
実施日時
2023年8月20日(日) 14:20 – 15:20
プログラム紹介
いよいよ令和5年度から学校部活動の地域連携や地域クラブ活動への移行に向けた取組が始まります。これはもはや学校改革と言うよりは社会変革と言うべき大きな問題であり、社会を挙げて対応する必要があります。そのためには自治体や学校をはじめとする部活動改革にかかわる多くのステークホルダーが意見交流を図り、合意形成のもとに進めていかなければなりません。
しかしながら、この改革には非常に多くの課題が指摘されています。特に今まさに部活動が設置されている学校こそが、この問題の理解を深め、改革のイニシアチブを握るべき立場であるのに情報が行き渡っておらず、教育行政の動きを待っている状態にあります。また、学校のブラック化が叫ばれる一方、部活動指導に力を入れたい教員からはこの改革に批判の声も聞かれるなどこのままでは改革の実現が危ぶまれます。
そこで、本プログラムでは主に教員や教育行政に携わる関係者対象に、平成30年度から先行して部活動改革に取り組んできたつくば市の公立中学校の実践の軌跡、そして、愛知県江南市の中学校における近年の取組事例をもとに、部活動の地域移行において今学校は何をすべきなのかを考えます。
登壇者
- 八重樫 通 様(前つくば市立谷田部東中学校長)
- 長瀬 基延 様(江南市立布袋中学校 教頭)
参加者へのメッセージ
部活動改革は学校に何をもたらすのか、今何をすべきなのか。ともに学校の未来を考えてみませんか?